サウナーがうざい理由総まとめ。サウナハットや“整う”の発言が原因?

 

頭を抱える男性
サウナは好き何だけど、最近のサウナブームってちょっとキツイ……。
頭を抱える男性
サウナ好きな人って何かうざくない?
こんな言葉を最近耳にすることが多くなった気がしませんか?サウナー愛好家の我々からしたら一大事ですよね。

この記事では、サウナーがうざいと思われる原因について解説していきます。

サウナ嫌いがサウナーに対して「うざい」と思う理由

まずはサウナ嫌いの人がサウナーを「うざい」と感じる理由を、世間の声を交えていくつか紹介します。

サウナハットがうざい

サウナーからするとでサウナハットを被るのは当たり前ですが、まだまだ使っていない人のほうが多いですよね。

サウナハットをかぶった男性
正直、サウナハットを被っている側にも、「恥ずかしい」と感じている人も多いのではないでしょうか。

サウナハットを被っているサウナーはどうしても周りから「ガチっぽく」見えてしまい、近寄りがたい雰囲気が出ているのかもしれません。

サウナハットを被っていることで、行動が目立つ点も冷たい目でみられる原因かもしれませんね。目立っているからこそ、やりすぎなくらいマナーよく利用したほうがよさそうです。

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サウナではしゃぐ男性グループ

サウナーの“整う”がうざい

“整う”という表現はサウナーならではの表現ですが、実際にどういう状態なのかは個人差があることが多いです。

サウナハットをかぶった男性
なにかにつけて“整う・整った”と表現しまくっているサウナーもいますよね。

また、複数人のサウナー集団同士で“整った”かどうかを確認しあっている現場もよく目にします。

サウナはのんびり他人を気にせずに入るものなので、その光景を見た人からうざいと思われてしまうのかもしれません。

確かに、曖昧な感覚をこれ見よがしに「整う」と言っているサウナーは、傍から見たらアホらしく見えるのも理解できます。

“整う”は誰が言い出した?

ところで“整う”は誰が言い出したのでしょうか。最初に“整”うと”言い始めたのは、サウナ愛好家のブロガー、濡れ頭巾ちゃんです。もともと、地元の北海道旭川市のサウナ愛好家たちの中で生まれた言葉で、多幸感を言語化したものだそう。

その後、「サ道」の作者であるタナカカツキさんが、SNSで“整う”という言葉を見つけピックアップしたことで一気に広まりました。

常連がうざい

たまに田舎の小さなサウナに行ったり、有名なサウナに行ったりするとサウナ内でサウナの常連客同士が大声で喋っていることがあります。

ゆっくり入りたいときやリラックスしたい時ときにはうざいと感じることが多いかもしれませんね。

 

サウナハットをかぶった男性
私も以前通っていた銭湯サウナの常連のおじさんが、「なんでこんなに混んでるんだよ。うっとうしいな」と言っていたのをサウナ内で耳にしたことがあります。(いや、せめて声には出さないで……)

“意識高い系”のサウナー好きがうざい

日常生活の中でも、“意識高い系”の人たちからは近寄りがたいオーラが出ていますよね。

サウナーの中にも似たような種族の人たちがいて、彼らはサウナでの自分の行動が最適解だと思い込んでいるので、グッズやオススメのサウナをゴリ押ししてきます。

また、いかにもITベンチャーに勤めていそうで、キレッキレサラリーマンのような雰囲気を出している若者も、サウナでよく見かけますよね。

サウナハットをかぶった男性
彼らをみていると、「このサウナタイムも俺の完璧なライフスタイルの1つ!」と言わんばかりのオーラが出ていて、近寄りがたい印象を受けます。

大学生をはじめとした若者がうるさい

サウナブームの影響もあり、最近は若者の利用も目立つようになりました。

大学生をはじめとした若者は群れると騒ぎがちです(もちろん全員が、というわけではありません)。しかも一度に3~5人くらいで行動するのでずっとうるさいこともあります。しかし、それを注意するのもまたうざい客の1人になってしまいそうで……。

雑音が気になる方は耳栓の着用がおすすめですよ。

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弓矢を構えるハンターの女性

人が多すぎるのがうざい

有名サウナや大型のスーパー銭湯は人が多く、それだけでうざいと感じる人もいます。

サウナに入るのに並び、水風呂に並び、外気浴に並ぶ……。リラックスしにサウナに入っているのに、ストレスが溜まってしまいますよね

また学生が多いと、大人数で行動するので更に混みます。諦めて並ぶか、少しでも高いお金を出して、人が少ないサウナを選ぶか……。

サウナハットをかぶった男性
ちなみに私は、お金がかかっても少し遠くても、いつも空いているサウナを選んでいます。

 

サウナーのあれこれにうざいと思っている人は多いようですね。

「サウナーがうざい」と思われるようになったのはサウナブームの影響?

行列

サウナーがうざいと思われる理由のほとんどは、第3次サウナブームの影響だと予測できます。

では、第3次サウナブームとサウナーがうざいと思われるようになった関係性を解説していきますね。

データから見るサウナブーム

第3次サウナブームとは、2010年頃から徐々に広まっていったとされています。

ただし、爆発的なブームが起きたのは2019年、ドラマ「サ道」の放送開始です。サ道が放送されるやいなや、サウナの魅力はまたたく間と広がり、芸能人やインフルエンサ―などがこぞってサウナを利用するようになりました。そこから、おじさんが利用するイメージだったサウナが、老若男女から愛されるリラクゼーション空間へと変わったのです。

特に2021年から2022年にかけてはサウナの利用者数は増えており、またサウナ利用者の4人に1人が個室サウナを経験しているデータもあります。

(引用:日本のサウナ実態調査2023|一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所)

サウナブームはなぜ起きた?

先述した通り、サウナブームの火付け役は2019年に放送された「サ道」でしょう。

今までのサウナの入り方とは異なり、“水風呂”にフォーカスしたため、サウナ→水風呂→外気浴の流れで入ることが気持ち良いと実感した人たちがハマっていったと思われます。

そこから、サウナストーンにアロマをかけて楽しむ「ロウリュ」や、タオルなどで風を送って、体感温度を上げる「アウフグース」など、サウナでの楽しみ方も増えました。

サウナの種類も完全個室サウナや、スタイリッシュなデザインのオシャレな雰囲気のサウナ、古民家を改修して作られたサウナなど、多彩なサウナが登場しています。

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フィンランド式サウナの室内

「サウナブームは終わり」との声も

日本中で巻き起こったサウナブームですが、終わりが近づいているのでは?という声もあります。

そう言われている理由は3つです。

  • サウナの店舗が増えすぎた
  • 利用者が増えた結果、本来のサウナの価値が得られなくなってきている
  • エネルギー高の影響による経営難

1つずつ解説していきます。

サウナ店舗が増えすぎた

サウナの出店数は、2022年から2023年にかけて2,000店舗も増えています。

特に都内では、毎週のように新しいサウナがオープンしています。

サウナが増えるのはいいことじゃん!と感じる方もいるでしょうが、よいことばかりではありません。

どの業界でも同じですが、店舗が増えれば、その分事業者同士の競争も激化します。それによって、利用者の食い合いが発生します。

プライベートサウナや、浴槽がなくサウナ・水風呂のみを設置しているところなど、これまでにはなかった「特殊性」で差別化を図る施設もありますが、似たような施設は既に多くあり、このような施策もいずれ頭打ちになるでしょう。

その結果、十分に顧客を獲得できない施設は経営が厳しくなり、淘汰が進んでいくと予想されます

利用者が増えた結果、本来のサウナの価値が得られなくなってきている

新規のサウナが市場に多く出回ると、サウナに行く人が増え、サウナが混み、そもそものサウナの体験価値や希少性が薄れることになります。

また、一時期のピークは既に過ぎ去ったとの意見もあります。あらゆる物価高と節約が叫ばれる現在、1,000円前後の支出となるサウナ利用は「贅沢品」と感じる層も増えています。

エネルギー高の影響による経営難

サウナを運営するには、想定以上に費用がかかります。テナント代、サウナ設備費用、光熱費など利用しているだけでは気づかないほどのお金がかかっているのです。

特にエネルギー高が続いている昨今の状況は、光熱費の支出が大きいサウナ施設にとって向かい風です。

現料金を維持したまま運営するのは厳しくなってくると予想できます。

サウナハットをかぶった男性
平日でも2,000~3,000円かかるサウナ施設もだいぶ増えてきましたよね。

料金が上がれば、利用者の利用頻度や利用者数自体が減っていくでしょう。近い将来、サウナは「高級品」といった認識に変化していき、自然とブームの熱は鎮火していくかもしれませんね。

(参考:“サウナブーム”終焉か? 「タピオカブーム衰退」とのある共通点|ITmedia ビジネスオンライン)

「サウナーがうざい」と感じる人でも楽しめる方法は?

サウナーがうざいと感じている人でも、サウナを楽しめる方法はあります。

ここでは「サウナは好きなのに、サウナーがうざくて行きたくない」と思っている方に向けて、効率良くサウナを楽しめる方法をいくつか紹介します。

プライベートサウナや個室サウナに通う

最近見かけることが多い個室サウナやプライベートサウナ。

その名の通りプライベートな空間でサウナを楽しめるので、ほかのサウナーの所作や言動にイライラすることがなくなります。

ここではおすすめのプライベートサウナを2つ紹介しますね。

泉サウナ

静岡市にある貸し切り専門の時間制サウナです。サウナはナチュラルテイストで、割と熱め。

静岡ならではのお茶のロウリュは、リラックス効果バツグンです。駅から近いので、観光のついでとして利用するのもありですよ。

(公式:泉サウナ

Sauna N+

長野県の乗鞍高原にある予約制のサウナです。

大自然の中にあるロウリュ付きのバレルサウナでは、都会の喧噪を忘れて最高のリラックス時間を過ごすことができるでしょう。

水風呂も高原の水を使用しており、かなり冷たいです。大自然の中でのサウナ体験は誰もが一度は憧れますよね。

(公式:乗鞍高原アウトドアサウナ

人が少ない施設や時間帯を狙う

サウナーが少ない施設であれば、ストレスの原因がそもそも減るので快適に過ごしやすくなります。

田舎の町サウナなどでは、時間帯によっては全く人がいないことがよくあります。

サウナハットをかぶった男性
私はよく閉店時間を逆算して行ったりしますが、大体サ室に3人くらいしかいなくて快適です。

特に、平日の日中12~16時くらいもおすすめ。昼ですが利用者はそこまで多くなく、快適に過ごせるところが多いです。

また、テントサウナやホテルサウナも、施設のサウナに比べて金額が高いこともあり利用客は少ない傾向にあるでしょう。

自宅でサウナを楽しめる環境を作る

誰にも会わずにサウナを楽しめる方法です。主に3つ方法があります。

  • 実際に自宅にサウナを作ってしまう
  • テントサウナを購入する
  • 温冷交代浴をする

1つずつ解説していきます。

実際に自宅にサウナを作ってしまう

賃貸だと難しいですが、庭などがある一軒家などでは自宅にサウナを作ることもできます。

いざ作るとなると、DIYが必要であったり電線や素材などの準備もあったりするため、プロの施工屋に頼んだほうが確実で安心です。

自宅用バレルサウナのおすすめ商品は以下からチェックしてみてくださいね。

テントサウナを購入する

賃貸の室内にも設置できる簡易的なテントサウナもあります。(賃貸契約によってはNGな物件もあり)

おうちDEサウナが提供しているテントサウナは、テント本体、ストーブ、サウナ〜ストーン2kg、温度計がついてなんと\80,000円で購入できます。

最大95℃まで熱くなるので、浴槽に水を張っておけば自宅でも十分にととのうことができるでしょう。

収入袋もあるので、キャンプなどへの持ち運びにも便利です。商品詳細は以下から確認くださいね。

温冷交代浴をする

浴槽にお湯を溜めるだけでも簡易的なサウナ体験ができます。

やり方は簡単。

  1. 自宅のお風呂で熱めにお湯を張る(43~44℃)
  2. 湯舟に浸かる(12~15分)
  3. 水シャワーを浴びる
  4. 内気浴or外気浴をする(ベランダ)

 

サウナハットをかぶった男性
私も実はサウナに行くのが面倒だなってときや、異常に疲れたときは自宅で温冷交代浴をしています。誰にも会わずに、音楽を流したり瞑想できたりするのは最高です。

サウナー側も「うざい」と思われないような心がけが必要

サウナーがうざいと感じる方は、サウナーの意識が高い雰囲気やサウナにいる人の多さにうざさを感じているようです。

しかし、せっかくサウナが好きなのにサウナに行けなくなるのは残念ですよね。

サウナーとして、周りの迷惑にならないような振る舞いを心がけるのは大前提です。また、マナーの良い人が増えれば、自然とマナーの悪い人が悪目立ちするので、抑止にもつながります。

まずは、自分の振る舞いから再度見つめ直していきましょう。