みなさんはサウナにどれくらいの頻度で通っていますか?
サウナにはいるとなんともいえない気持ち良い感覚になりますよね。
その感覚を味わうべく、週に何度も足を運ぶこともあったりしませんか。私もそのひとりです。
今回は「サウナに興味はあるけど、どのくらいの頻度で通えばいいの」「サウナが好きで何回も入りたいんだけど、それっていけないのかな」と思っている方のために、サウナに入る理想の頻度や得られる効果、また、逆に何回も入ることのデメリットなどを紹介していきます。
サウナの頻度、みんなはどのくらい?
日本サウナ総研の資料によると、サウナの利用頻度は以下の通りです。
この調査結果では、以下のようにサウナーを利用頻度ごとに分けています。
- ヘビーサウナー(月に4回以上サウナに入る人)
- ミドルサウナー(月に1回以上サウナに入る人)
- ライトサウナー(年に1回以上サウナに入る人)
また、それぞれのサウナー人口の割合は以下の通りです。
(サウナ愛好家全体における割合です)
- ヘビーサウナー 16.2%(255万人)
- ミドルサウナー 33.1%(521万人)
- ライトサウナー 50.5%(796万人)
結果として、サウナ利用者全体ではミドルやヘビーにあたるサウナに月に1回以上入る層は、ライトのような年単位でサウナに入る層よりも少ないことが分かります。
コロナの影響で若干数値は減少傾向にありますが、週に一度以上サウナを利用している人は255万人以上もいます。
サウナに入る頻度はどのくらいが理想?
サウナに入る理想の頻度はどれくらいなのでしょうか。ここでは、理想の回数やサウナに入る回数によって得られる効果を紹介していきます。
サウナの頻度は週に二回がおすすめ!
結論から言うと、サウナの頻度は週に2回がベストとされています。
理由としては、「ヒートショックプロテイン」というタンパク質の効果を持続的に得ることができるからです。
ヒートショックプロテインには体を温めると増加する特長があり、サウナで体を温めると体内で増加し、細胞の修復や、美容効果も高いと言われています。
ヒートショックプロテインの効果は3日続くとされているので、週に2回サウナに入ることで、効率的にヒートショックプロテインの効果を得られると言えるでしょう。
サウナに週に2回入ることで期待できる効果
では実際にヒートショックプロテインが体内で増加すると、どのような効果があるのでしょうか。
いくつか代表的な効果を紹介します。
- 疲労回復効果
- 美容効果
- 免疫力向上
- 痩せやすい体になる
サウナは消費カロリーこそ少ないですが、健康効果やダイエットの補助的な役割としては効果的と言えるでしょう。
週に1度のサウナでも効果はある?
サウナの理想の利用頻度は週2回がいいと紹介しましたが、「仕事が忙しくてそんなに通えない」など、環境によっては希望通りに通えない人もいることでしょう。
そんな方は無理のない程度に通うのがおすすめです。
サウナには短期的な効果と長期的な効果があります。基本的な効果は以下の通りです。
それぞれの効果 | |
---|---|
短期的 | 疲労回復、むくみの改善、睡眠の質が上がる、リフレッシュ |
長期的 | 体質改善、痩せやすくなることでのダイエット効果 |
このように、週に1回だとしてもよい効果を得られます。
まずは、無理なく継続して通うことで、サウナに通うことが楽しくなり、良い習慣が身につくようになるかもしれませんね。
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サウナに毎日入ることで発生するデメリット
サウナには、入ることで得られる素晴らしい効果が多くあります。健康効果や美容効果など、多くの恩恵を受けられるでしょう。さらに”ととのう”感覚は気分のリフレッシュにもなるので、できれば毎日入りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、サウナの入りすぎにはリスクやデメリットが伴います。どんなものがあるか見ていきましょう。
疲労が溜まる
リフレッシュすることが目的のサウナですが、高温の室内に数分入る→水風呂に入るのルーティンは、体への負荷が大きいです。
適度な頻度で入ることで疲労回復効果や健康効果が得られますが、過度にサウナを利用すると、逆に疲労が蓄積することがあります。
サウナの入りすぎは、だるさや眠気の促進につながるので気を付けましょう。
無理をしない頻度や回数で、疲労が溜まらないようなサウナの入り方を覚えると良いですね。
肌が乾燥する
サウナに入ることで、大量に汗をかき老廃物が排出されます。
しかし、頻繁にサウナを利用すると過度に水分が失われます。結果、肌を傷つけてしまう恐れもあります。
本来、肌をきれいにする目的のサウナで、肌を乾燥させてしまうかもしれません。入浴後は化粧水や乳液を使用し、肌のケアは欠かさずにおこなうと良いでしょう。
私もサウナによく入りますが、一度つけ忘れただけで肌が乾燥し、カサカサになったことが何度かあります。
サウナに入る際は、こまめに濡れタオルで肌を拭いたり、入浴後に肌のケアを忘れないようにしましょう。
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髪が傷む
サウナに入ると髪が傷みます。これはサウナに入ると生じるデメリットですが、毎日サウナに入ることでさらに髪が傷んでしまいます。
髪はタンパク質でできており、タンパク質は熱に弱いとされています。
そのため、サウナに入る際は髪のケアが必要になってきます。サウナに入った際は濡れたタオルを頭に巻くか、サウナハットを被ると髪へのダメージを軽減してくれるでしょう。
サウナハットについては別の記事で紹介していますので、そちらもぜひ見てみてください。
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サウナに2日連続で入るのはあり?
サウナに2日連続で入ることで体に与える影響はどのようなものなのでしょうか。
サウナは頻度を多くすればするだけ、体への負担は大きくなっていくといえます。体の倦怠感や疲労感が残ったり、頭が肌や頭皮にもダメージが残ります。
そのため、入浴中や入浴後のケアはもちろん、サウナの入り方を変えることが必要です。
- サウナに入っている時間を5分程度の軽いものにする。
- 水風呂は10秒程にする。
- 1~2セット程度に抑える
上記を守るだけでも体への負担を軽減でき、リフレッシュする感覚を得られるでしょう。
サウナをサクッと軽く済ませることがポイントです。
サウナに1日何回まで入っていい?
健康効果や美容効果があるのに加え、多幸感を得られるサウナには何度も入りたくなってしまいますよね。
ここでは、サウナは1日で何回入るのがよいのか解説していきます。
サウナは1日3回がおすすめ!
サウナに入る頻度は3回がベターです。
サウナに7~12分→水風呂に30秒→外気浴に5~10分を3セット実施することで、体がぽかぽかと温まり、頭がボーッとしてきます。いわゆる”ととのう”という状態です。
また、ヒートショックプロテインの効果もあるとされています。
ヒートショックプロテインは体温が38℃を超えると生成されると言われています。そのため、サウナに3回入ることで体温を1~2℃上昇させることで、効率的にヒートショックプロテインが生成でき、美肌効果や免疫力の向上にも役立つでしょう。
サウナに5セット以上入るとどうなる?
サウナに5セット以上入ることが悪いわけではありません。先述しましたが、サウナには多くの効果を期待できます。しかし、サウナは体への負担が大きいことも事実です。
過度のサウナの利用は、倦怠感や疲労感を蓄積させたり、頭皮や肌へのダメージを及ぼします。
そのため、何回も入りたいのであれば、1回の入浴時間を短くするなどの工夫があると良いでしょう。
サウナで減量は1日からでも可能?
結論から言うと、サウナでの減量はあまり期待できません。
確かにサウナに入ると、発汗し、体内から水分が抜けていきます。そのため、1~2キロは落ちるかもしれません。
しかしそれは脂肪を燃焼しているわけではないので、ダイエットとはいえません。
サウナはあくまでも、代謝があがることで脂肪を燃焼させやすくするという効果しかないのです。
そのため、日常的な運動や食生活などの生活習慣を見直して、なおかつサウナをうまく利用すれば減量につながると言えるでしょう。
サウナの効果は適切な頻度で利用したほうが高くなる
サウナの効果を効率的にあげるためには、週に2回、3セットがもっともおすすめですが、自分のライフスタイルや体調に合わせて、無理のない範囲でサウナを楽しんでください。
入浴中のケアや入浴後のケアを忘れず、体調と相談しながら、有意義なサウナライフを送りましょう。